7月以降は交通事故が増える!?

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2023-06-15

2023年7月1日より、道路交通法の改正案が適用されます。注目されるのは、新設された「特定小型原動機付自転車(特定原付)」という区分です。これには、電動キックボードが分類されることになっています。

電動キックボードは、キックボードに電動式のモーターが取り付けられた乗り物です。現在は、「第一種原動機付自転車」もしくは「第二種原動機付自転車」に区分されていますが、7月より原動機付自転車の一類型である「特定小型原動機付自転車」が創設され、一定の基準に該当する電動キックボードの運転には、運転免許不要等の新しい交通ルールが適用されます。


<2023年7月以降のルール(一部)>
年齢制限・・・16歳以上
運転免許・・・不要
ヘルメット着用・・・努力義務
路側帯や歩道等も走行可能(条件あり)
ナンバープレートの装着・・・必須
自賠責保険の加入・・・必須


徐々に普及が進むキックボードですが、懸念されるのはキックボードによる事故です。
ヘルメット着用が努力義務、歩道も走行可能(条件あり)ということから、人身事故や運転者が怪我をするリスクが増えることも考えられます。また、年齢制限が16歳以上、つまり高齢者も利用可能となるため、操作不適や不注意も懸念されることでしょう。

キックボードを利用する場合は自賠責保険への加入しているはずなので、もし怪我をされた患者さまが来られたら、今まで通り交通事故患者の対処で問題ありません。

「キックボードとぶつかって怪我をした!」という患者さまが来院されても、慌てずにしっかりと交通事故の施術を行っていただければと思います。