第25回柔整・第27回あはき療養費検討専門委員会情報はこちら!!

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2023-10-02

2023年9月22日(金)に「第25回柔道整復療養費検討専門委員会」、「第27回あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会」がそれぞれ開催されました。
今回も最新情報についてお伝えしていきます。

今回の議題としては柔整、あはきともに「施術所におけるオンライン資格確認について」と題し、オンライン資格確認の仕組みや概要、必要機器の導入への支援策、
今後のスケジュール等について説明され、各委員から意見・要望が挙げられました。

政府は2022年10月13日の記者会見で、2024年(令和6年)秋に健康保険証を廃止し、すでに保険証としての利用が始まっているマイナンバーカードに一本化する方針を発表しています。

この健康保険証を廃止する時期に間に合わせるため、これまで資格情報のみを取得できる簡素な仕組みを構築したい旨が共有されていました。
今回こちらの詳細について共有され、業界においてオンライン資格確認を進めていくという方向性で合意が取られています。

具体的な仕組みについて、まず各施術者(施術所)の端末を用いて事前にポータルサイトを通じて端末の認証・登録を行うとともに、資格確認を行う端末に「マイナ資格確認アプリ」をインストールします。
施術者は、端末に接続した市販の汎用カードリーダーまたはモバイル端末を用いて、マイナンバーカードを読み取ります。
このとき、施術者による目視確認又は患者による4桁の暗証番号の入力のいずれかを選択して本人確認を行うと、端末上に資格情報が表示される、という流れです。

オンライン資格確認(資格確認限定型:簡素な資格確認の仕組み)に必要な機器(PC等に接続する汎用カードリーダー、タブレット・スマホ等のモバイル端末の機器)導入の支援策について、
基準とする事業額 4.1万円を上限に、実費補助が検討されているようです。

これはみんなが一律に4.1万円もらえるということではなく、ポータルサイトにアカウントを登録し、負担した実費金額を申請するような流れになるでしょう。
汎用カードリーダーなどには十分な額ですが、タブレット・スマホ等のモバイル端末の機器の購入費用としては正直心もとないですね。
しかし当然無いよりはある方がいいわけで、導入のハードルが下がることは間違いありません。

実際のスケジュールとしては、これから来年3月に向けて接続・運用テストや準備作業を行い、2024年(令和6年)4月より運用開始、同年の秋には義務化という流れで進みそうです。

まだまだ細かい部分は決まっていない点も多いため、インターネットにつながるPCをお持ちの当会会員の皆様は、焦らず気長にお待ちいただいて大丈夫かと思います。
今後も動きを追いながら会員の皆様へ報告してまいります。