施術者の採用方法②【人材紹介・リファラル採用】

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2024-01-17

施術所の採用方法ということで、前回はハローワークのご紹介をさせていただきました。ハローワークは無料で利用でき、求職者の母数も多いのがメリットですが、多すぎるあまり自院にマッチした施術者と出会いにくいというデメリットもあります。そこで今回は、柔道整復師・鍼灸師等の専門に特化して、かつ比較的採用コストも抑えられる採用方法をご紹介します。

①人材紹介
人材紹介サービスは、人材を募集している企業に対し求職者を紹介するサービスです。企業は人材紹介会社(転職エージェント等)に求める人材像などを伝え、人材紹介会社は求められる条件にマッチする候補者を選定し、面談スケジュールの調整から内定までの手続きを代行します。求める人物像にマッチした人材を採用しやすく、専門分野に特化した人材紹介もあるため、柔道整復師や鍼灸師等の専門職の場合、一般的な求人サイトより集めやすいかもしれません。

人材紹介の形態は、人材紹介会社のデータベースに登録された候補者からマッチングを行う「登録型」、自社だけでなく他社のデータベースやFacebookなどのSNS、人脈などあらゆる手段で人材を探す「サーチ型」、リストラや事業縮小などにより人員整理を検討する企業が退職者の職業紹介などの再就職支援を行う「再就職支援(アウトプレースメント)型」があります。

成功報酬型であるため募集自体にコストがかからず、候補者が入社してはじめて費用(紹介手数料)が発生します。一般的には、入社する人材の年収の約30~35%で、専門職やエグゼクティブ層の場合は40%程度になる場合もあります。また、紹介された社員が入社後に自己都合で退職した場合、紹介手数料を返金してもらえる場合もあります(入社後何カ月以内なら報酬の〇割など)。

②リファラル採用
人材紹介会社ではなく、自社の社員から友人や知人などを紹介してもらう手法です。鍼灸接骨院業界では、良く行われる採用方法ではないでしょうか。自院をよく理解したスタッフによる紹介であるため、マッチング率・定着率が共に高い傾向にあります。リファラル採用の場合、紹介者に対するインセンティブや交際費だけのコストで済むことが多いです。

〇気を付けるポイント
人材紹介サービスの場合、採用業務を代行してもらうため、採用ノウハウは自院に蓄積しにくくなる可能性もあります。入社した人数分だけ確実に費用が発生するため、採用人数が多い場合はコストが高くなることも考えられます。

リファラル採用は、スタッフの協力があってこそ運用できるので、スタッフが意欲的・協力的でない、会社や自院への満足度が高くないと上手くいきません。インセンティブを受け取るために適当に知人を紹介されることもゼロではないので、「うちの接骨院は良い職場だから、うちで働いた方が良いよ!」と思ってもらえるくらい職場環境の改善が必要になる可能性があります。

人材紹介サービス・リファラル採用ともに言えることは、紹介者が自院の求める人材の認識を誤っていると採用ミスマッチにつながってしまうということです。

募集の背景や採用要件や採用目的(新店舗の院長なのか、欠員の穴埋めなのか等)によって、紹介者のアプローチ対象や方法も変化します。人材要件を伝える際は、「自走できる人材」や「ベテラン施術者」などの曖昧な表現ではなく、「柔道整復師免許保有者で、実務経験3年以上」「接骨院院長経験者」というように具体的に提示しましょう。どんな施術者を採用したいのか、どんな役割や仕事ぶりを期待するのかを明確に伝えることで、マッチングの精度を高めることができます。

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