施術者の採用方法③【求人情報サイト・求人検索エンジン】

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2024-01-24

求職者の求人情報源として、最も使われているのが「求人サイト」。すでにお使いの先生方も多いと思います。求人サイトは、前回ご紹介した人材紹介・リファラル採用と比べてみると、複数の人材採用に向いている採用手法です。Webで情報収集することが一般的となった今、求人募集の手法としては最も主流と言えるでしょう。今回は「求人サイト」と、これも良く知られている「アグリゲート型サイト(求人検索エンジン)」についても解説いたします。

〇求人情報サイト
求人情報サイトとは、Web上で出稿する求人広告のことです。一般的には、Webメディアに企業が求人情報を掲載し、求職者がそのメディアから応募する仕組みです。ほとんどの求人サイトは、求職者は無料で登録できるため総ユーザー数が多く、総応募数も多く集まる傾向があります。一般的には、全国どのエリアの企業でも求人広告を掲載でき、全国規模で募集できるのも特徴です(一部エリア限定しているサイトもあります)。

求人側(接骨院)は求人サイト事業者に求人広告の申し込みを行い、求人サイト事業者が採用条件にあった掲載プランを企画し、自院について取材、掲載原稿を制作します。原稿が完成すれば、掲載が開始される仕組みです。掲載費用は、基本的には一定期間の広告掲載に対する費用であり、採用人数が何名であっても料金に変動はありません。ハローワークやリファラル採用と比較すると費用がかかりますが、多くの柔道整復師や鍼灸師を採用したい場合は、採用単価が低くすることができるかもしれません。

〇アグリゲート型サイト(求人検索エンジン)
「indeed」「Googleしごと検索」に代表される、いわゆる「求人検索エンジン」と呼ばれるものです。求人情報に特化した検索エンジンなので、検索結果はインターネット上の求人サイトに掲載されているすべての求人情報であるため、ユーザーは1つの求人サイトから探すよりも膨大な情報が表示されます。

アグリゲート型サイトの多くが無料で掲載できます。有料のプランがありますが、1クリックごとに料金が加算されるリスティング広告のようなシステムなので、予算に合わせて柔軟に運用ができます。

〇気を付けるポイント
求人サイトの掲載は、求人サイト事業者からの取材や掲載原稿のチェックをしなくてはいけないので、掲載開始までに1~2週間程度の時間がかかり、応募者のスクリーニングや面接日程調整、合否連絡なども自院で行う必要があります。また、何人採用をしても料金がかからない一方、採用が0人だった場合もそのまま費用が発生します。

求人検索エンジンの場合、自動的に求人情報を巡回するため情報量が膨大になり、職種によっては求人情報が何十万件と集まります。もちろん、求職者がその情報を全て見るということは無く、せいぜい上位表示されている数十件程度です。そのため、オプション(有料)無しでは表示優先度が低くなり、掲載情報が埋もれてしまい、求職者に見てもらえない可能性があります。
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求人サイトには「いずれ転職したい」という潜在層も大勢います。こうした潜在層は、取りあえず求人サイトに登録して情報収集する場合が多いので、自院を認知させることができれば興味を持ってもらえるかもしれません。求人検索エンジンは、自院の採用ページや求人サイトから自動でクローリングしてくれるので、複数の求人サイトに登録しておけば、それだけ求人情報がインターネットに拡散され、求職者の目に留まりやすくなるのではないでしょうか。

アトラ請求サービス会員様向けに提供している柔道整復師、はり師・きゅう師、あん摩・マッサージ指圧師専門の求人検索サイト〈アトリク〉も、その一つとしてご登録いただければと思います。完全無料サイトですので、求人募集広告の原稿は制作していただく必要がありますが、掲載スタートガイドもございますので、お役立てください。
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