未来型接骨院でA-COMSができること④〈脳科学から「痛み」にアプローチ〉

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2024-03-27

「痛み」には、さまざまな側面があります。特に、心的要因からくる痛みに対しては、柔道整復術では対処療法に留まることが多いでしょう。頭痛や肩こりと言った症状でも、原因を探ってみるとストレスや緊張・不安などから発生している、ということはよく聞く話です。この場合、患者さま自身に不安やストレス状態を整えて、脳がリラックスしている状態にしていただかないと、不調が緩和されません。

こうした不調に、脳科学(ブレインテック)の側面からのアプローチが始まっています。ニューロフィードバック(脳活動を計測・分析することで脳の状態を見える化し、それを画像や音などで伝えること)で意識的に脳の状態を、自分自身でコントロールができると言われています。脳波を用いることで、睡眠の段階を判別でき、睡眠の改善・ストレス軽減・リラックス促進も期待できます。

ニューロフィードバックは、医療分野で「てんかん」や「うつ病」などの臨床検査で活用されてきました。自宅療法や薬物療法による副作用のリスクの低減につながり、教育、スポーツの場では既に注目されています。

A-COMSでは、ヘッドバンド型のデバイス「Muse2」を連動させて脳の状態を測定し、アプリを通して可視化します。リアルタイムな脳の状態のフィードバックを得ることができるので、患者さまに自身の脳の状態をコントロール(リラックス)するトレーニングをしていただくことで、痛みの不快感の緩和を図ることを目指します。

実は侵害刺激が加わっていないのに脳内で情動的な痛み経験を繰り返している状態、いわゆる慢性痛の患者さまに対する疼痛緩和に活用でき、脳のエラーを解除するTNブレインとの相乗効果も期待できると考えています。

「ニューロフィードバック」アプリの詳細を知りたい方は、ぜひお問い合わせください。