幹細胞とVEGFが鍵!再生医療と毛髪再生のメカニズム

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2026-01-14

先生方の中には、院で薄毛・脱毛症に対する施術をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。薄毛や脱毛症は、多くの人々にとって深刻な悩みであり、自信や若々しさに大きく影響します。
これまでの薄毛治療は、薬剤の使用や鍼灸・マッサージなどによる頭皮の血行促進、対症療法が中心でしたが、近年、医療の最前線では「再生医療」が、その根本的な解決策として大きな注目を集めています。特に「幹細胞」を用いたアプローチは、失われた髪の毛を再び育む可能性を秘めているのです。

〇薄毛・脱毛症治療における再生医療とは?
薄毛や脱毛症は、毛髪の成長サイクルを司る毛乳頭細胞や毛母細胞の機能低下、あるいは消失が主な原因です。再生医療は、これらの細胞を活性化・補充し、再び健康な毛髪を育むことを目指します。
この治療には、患者さま自身の毛髪組織から細胞を採取・培養して注入する自己毛髪細胞を用いたアプローチや、幹細胞を培養する際に分泌される成長因子が豊富な培養上清液を頭皮に注入する療法があります。また、脂肪や骨髄から採取される間葉系幹細胞そのものを頭皮に注入する研究も進められています。これらの方法は、毛髪の成長促進、休止期毛包の再活性化、頭皮環境の改善に貢献すると期待されています。

〇VEGF(血管内皮細胞増殖因子)が育毛に果たす役割
毛髪の成長には、毛根への十分な栄養供給が不可欠です。この栄養を運ぶ毛根周辺の血管が重要な役割を果たします。ここで鍵となるのがVEGF(血管内皮細胞増殖因子)というタンパク質です。
VEGFは血管を作る細胞の増殖を促し、新たな毛細血管の形成を促進する作用を持っています。毛根周辺の血流が改善され、毛母細胞に酸素や栄養がより効率的に供給されることで、毛髪の成長が促進されるのです。再生医療、特に幹細胞を用いた治療では、移植された幹細胞や幹細胞培養上清液が、このVEGFをはじめとするさまざまな成長因子の分泌を促進することで、頭皮の血流環境を改善し、育毛効果を高めることが期待されています。

〇再生医療がもたらす「若々しさ」と自信の回復
薄毛の再生医療は、患者さまの「若々しさ」と自信の回復に大きく貢献します。既存の毛髪が太く健康になるだけでなく、新たな毛髪の成長を促し、全体のボリュームアップを目指します。薄毛の進行抑制や頭皮環境の改善にも繋がり、髪の毛の悩みからくる精神的なストレスや自己肯定感の低下を改善し、患者さまが自信を取り戻し、社交的で活動的な生活へと導くでしょう。これらの効果は、従来の治療法では難しかった、根本的な毛髪の再生を可能にするものです。

〇未来の美容医療と共に、患者さまの希望を支える
薄毛に対する再生医療は、幹細胞の力を活用し、VEGFなどの成長因子を介して、患者さまの「若々しさ」と自信を取り戻す大きな可能性を秘めています。接骨院の先生方がこの新しい潮流を理解し、患者さまへの情報提供を通じて地域医療に貢献していくことは、これからの時代に求められる重要な役割です。